バナナウェディング



ぱぱぱぱーん ぱぱぱぱーん ぱぱぱぱん ぱぱぱぱん ・・・・・・♪

響き渡るウェディングマーチをBGMに、腕を組んだ新郎新婦が厳粛な足取りで赤い絨毯の上をゆっくりと進む。
白いタキシードの銀時と、同じく純白のウェディングドレスに身をつつんだ土方の結婚披露宴である。
この善き日を祝うため、今日ばかりは日頃の遺恨を一時忘れた大勢の人々が集っていた。
新郎側には、万事屋メンバーをはじめかぶき町四天王に火消しの面々。坂本の快援隊から元お庭番衆の忍者たち。はては変装した桂や高杉といった攘夷志士たちまで。
そして新婦サイドには、もちろん近藤以下真選組全隊士と上官である松平ら警察庁の幹部たち。さらに人間・天人ひっくるめた幕府高官たちにとどまらず、なんと将軍兄妹までがご臨席だ。
錚々たる顔ぶれに、もし今この場に隕石が落ちてきたらこの国はおしまいです、とマイク片手に喋っているのは実況レポーターの花野アナだ。この披露宴の模様は全国に完全生中継されているのである。
超豪華な列席者に見守られながら、宴は厳かに華やかに進み――
「それでは、これより新郎新婦、初めての共同作業に移らせていただきたいと思います。カメラをお持ちのかたはどうぞ前に」
司会の結野アナの紹介に促されて、デジカメやビデオカメラを構えた招待客が我先にと殺到する。報道陣を押しのけ、最前列のベストポジションに陣取ったのは桂に高杉、そして沖田だった。
固唾を呑んで彼らが見つめる中、数人の従業員によって会場内に運び込まれたもの。
それは巨大なベッドだった。
真っ白いシーツの上に、恥じらいに頬を染めた土方がそっと横たわり、いよいよ準備完了である。
「それでは皆様、カメラのご用意はよろしいですか?……バナナ、入刀です!」
力強い結野アナの宣言を合図に、銀時がゆっくりと土方の脚を広げる。ドレスの奥に垣間見える慎ましく閉じられた薄紅い菊の蕾。
「アッ……」
ずぶりと銀時の極太バナナが刺さった瞬間、悩ましい声をあげて土方が背を反り返らせた。
盛大にたかれるフラッシュの中、徐々に銀時の腰の動きが速く大きくなっていく――

「っつーのが、俺の理想の結婚式なんだけどさ。土方、俺と結婚しねえ?」
「誰がするかァァァァァ!!!!!死ねェェェェェ!!!!!」
無茶苦茶なプロポーズの返事はもちろん、怒りで(あるいは羞恥で)真っ赤になった土方の罵声と勢いよく振り下ろされた白刃だった。


◆END◆

初夜は夜まで待ちましょう


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