副長流出 後篇 |
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途中まで外していたボタンを全部外し、前を肌蹴させる。ツンと尖った両の乳首を人差し指と中指で挟んでくにくにと捏ねまわせば、1台のカメラがその部分を、もう1台が唇を噛み締めて耐える土方の顔のアップを撮っているのが分かった (さすが分かってんじゃねェか。そーだよ。その斜め下から煽った角度の土方はカクベツなんだよ。っくしょー。イイ絵が撮れてんだろーなー。早く観てェぜ……!) 後でビデオを観た時に自分が最大限愉しめるように、を念頭において土方を責める手順を考えながら、桜色の乳首が真っ赤に充血するまで弄りまくった。本当は舌で転がしたり奥歯で甘咬みしたりしたいところだが、そのためには土方の前に回らなくてはならない。 けれど、一回目は背後からの攻撃に徹したいので我慢する(銀時の体で土方の肢体を遮りたくないのだ) 指だけとはいえ執拗に責め立てられ、痛々しいほどに硬く尖りきる頃には、抑えきれなくなった喘ぎが途切れ途切れに零れ落ち、朱に染まった眦には涙が滲んでいた。 「土方の躯、すげー熱ィよ… まだチクビしか弄ってねェのに……」 白い肌が上気してピンク色に染まり、這わせた銀時の手のひらにしっとりと汗ばんだ体温を伝えてくる。交差させた腕で、ただ脇腹を撫で摩っているだけなのに、土方の筋肉がヒクンヒクンと引きつるように緊張する感触が気持ちいい。 いくら触っていても飽きないが、いつまでも自分だけで愉しんでいるとブーイングが来そうなので、じわじわと手を下げていく(というか、ブーイングだけなら気にしないが、乱入されたり邪魔をされたら堪らないので) 服の上からやんわりと股間を握れば、すでにだいぶ膨らんでいた。 銀時に触れられたことによって自分の状態を思い知った土方の頬に、カッと血が上る。 まあ当然だろう。 きっとこれまで女に不自由したことなどないだろうに、よりによって憎むべき犯罪者たちの目の前でカメラに納められながら、後ろから男に(しかも銀時に)ちょっと(ちょっとじゃないけど)乳首をいじられたぐらいで股間を膨らませているなんて、さぞ屈辱なことに違いない。 だが。 (オイオイ。この程度で憤死してたら、このアトどーすんだっつーの) まだ序の口とすら呼べない段階だというのに。 「なあ… なんでココ、硬くなってんの?」 形を確かめるように何度も指で撫でる。そうやって、わざと羞恥心を煽ってくる銀時から顔を背けようとする土方だが、どちらを向いてもカメラは執拗に追ってくる。 「焦れったいんだろ? 直に触って欲しいと思ってんだろ?」 否定されるのを承知のうえで尋ねたら、やっぱりふるふると首が横に振られた。が、もちろん構わずにカチャカチャとベルトを外しにかかる。 (いーベルトしてんなァ。っつーか、服も高そうだよなァ、これ。まさか税金で買ったんじゃねェだろうな、おい。必要経費ですか、コノヤロー) いやいや、いくら捜査のために必要だったからって、これは認めらんねーだろ。税金の無駄遣いだろ。だったらその分、カラダで返してもらわなくちゃね、と。 ろくに税金も家賃も払ってないくせに、至極自分勝手な理屈でますますヤル気を漲らせる銀時である。 (おいおい、パンツまでブランドもんかよ。てか、シルクじゃねーの、これ) 後で脱がせたら、こっそりポケットに入れてお持ち帰り決定。 「あーあ。せっかくの高級パンツに染みができちゃってるぜぇ?」 湿った部分を指先でぐりぐりっと擦ったら、カァァッと耳まで真っ赤に染まる。 (うおおー。なんだコイツ! めちゃめちゃカワイイっつーの!) いや、最初から可愛かったけど。 「……感じちゃってるのが恥ずかしいんだ?」 もう、何を言われても何をされても、ひたすら首を横に振るしかできないらしい。たぶん、反論するために口を開けば、あられもない声が抑えられないと自分でも分かっているのだ。 しばらく下着ごしにくちくちと音がするまで揉みしだき、濡れた布から陰茎が透けて見えるほど蜜を滴らせてからついに。 少しだけずらした下着から、完全に勃ち上がった土方のペニスを取り出した。 その瞬間。 固唾を呑んで見守っていた男たちの間から、声にならないざわめきが沸き起こり。 ゴクリと喉を鳴らす音がやけに大きく響いたのは、それが一人や二人ではなかったからだろう。 「うわ。ヌルヌルのカチカチ。……ね。も、イキたい?」 素直に頷いておけばいいのに。ここでもやっぱり首を振ってしまうものだから。 「なんだ。まだ全然足りなかったんだ。ゴメンな。んじゃ、気合い入れてシゴかせてもらいます!」 宣言するなり、それまでのゆるゆるした動きから一転。両手を使っての、速くて強くて的確に性感を突いてくる愛撫に、土方の腰が砕けそうになる。 「あ… あ……ッ」 たまらず、紅く濡れた唇から喘ぎが零れ落ちた。 ガクガクと腰が震え、今にも達してしまいそうなのに、巧みに出口や根元を押さえつけられて達くことができない。 「ゃ… ぁ、あ……」 唇の端から透明な雫を垂らしながら、助けを求めるような声を出す。 「なに? イキたいの?」 ほんの微かに、だが初めて、土方が頷いた。 「んじゃ、『イクぅ』って、見てる皆さんにもお知らせしないとね?」 そう言われて、ハッと土方が眼を見開く。 忘れていたわけではないが、忘れたフリをしていたかったギャラリーの存在をまざまざと思い出さされ、つい見開いてしまった瞳に、自分(の股間)を凝視する大勢の男たちの視線が突き刺さる。 (ダメ、だ……ッ!) もうダメだ、ガマンできない。でも、こんな状況で達っちゃダメだ―― 相反する2重の意味で「ダメだ」と思いながら。 「あッ… ぁ、アアー……ッ!」 堪えきれずに土方は、瞬きもせずに男たちが見守る目の前で、ドクドクと濃い精液を吐き出してしまったのであった。 「…ちゃんと『イク』って言わなきゃダメだって言ったのに。……そんなに気持ちヨカッタ?」 いっぱい出たもんねェ、と銀時は白い粘液でべったりと汚れた手のひらを土方の目の前にかざした。 ハァハァと肩で荒い息をしながら、正視に耐えない土方が必死に目を逸らす。だが。 「……舐めて?」 薄く開いた唇の合間に濡れた指を押し込まれ、ぎょっとして銀時を振り返る。 「おいおい、なに驚いてんだよ。お前のザーメンで汚れたんだから、お前がキレイにすんのが当たり前だろ?」 到底、納得できる理屈ではなかったが。 逆らうだけ無駄、というか抗うだけの気力も残っていない土方は、その独特の臭味と苦味に眉をしかめながらも、黙々と銀時の指をしゃぶった。 心底厭そうなその表情が、さらに劣情の炎を燃え上がらせる。 土方が無心に指を舐めている間に、銀時は残る片手と足を使ってスラックスと下着を足元まで下げてしまうと、膝裏を軽く持ち上げて右脚だけ抜き去った。 「んじゃ、あらためて脚開いて、土方のココ、アイツらによーく見せてやんな?」 銀時の膝で脚を割られ、両腕を背中へ回され、隠しようもなく裸身が晒される。 「や、めろ……っ」 懸命に身を捩っても、隠せるのは横顔だけ。 ならばせめて、自分だけでも見るまいと目をつぶっても、耳までは塞げない。銀時の言葉が容赦なく鼓膜に突き刺さる。 「あーれー? 見られてるだけで、土方のコレ、おっきくなってる?」 達したばかりなのに。触れられてもいないのに。 確かに土方のペニスは、徐々に力を取り戻しつつあった。 「やーらしーなー」 歌うような銀時の口ぶりに、たたみかけてくる羞恥で神経が焼き切れそうになる。 だが当然、銀時は土方の気持ちが落ち着くまで待つつもりなんてない。 (ホントはローションとかジェルとかが欲しいんだけどなァ……) 暴虐無残な陵辱がウリのビデオ撮影なんだから、そんなものが用意されてるはずもなく。 むしろ土方にしてみれば、快楽に溺れさせられるよりは身を裂く激痛に苛まれるほうが何倍もマシだと言うだろうが、銀時は痛いのなんて真っ平だ。慣らさずに突っ込んだりしたら食い千切られてしまう。というか、キツくて挿れられないだろう。 (しゃーねェ) 土方の唾液に濡れた指を、後孔にあてがう。 触れるか触れないか、まだそんな段階なのに、ひゅっ、と土方が息を飲み四肢が強ばった。 演技じゃないのが分かるだけに、たまらなくソソられる。 (ほんと、S心をくすぐる天才だよ、コイツ) こんな反応を見せられたら、そのつもりがなくても意地悪したくなってしまうのも仕方ないだろう。 「震えてるぜ… 怖いのか?」 (素直にうん、って言やァ優しく…しねェか。やっぱいぢめてェツラだよなァ) とにかく苛める口実になればなんでもいいって感じだ。甘えてくれば「お前が可愛すぎるのが悪い」と言って意地悪できるし、意地を張るなら「そんじゃ、これならどうだ」と責めをエスカレートできる。 そして実際の土方はもちろん 「る、せェ… ウダウダ言ってねェで、さっさと突っ込みやがれ……っ」 明らかに躯が竦んでるくせに、まだそんな強がりを言っているところがゾクゾクする(苦痛の予感に、多少快感のメーターが下がり、強がりを言えるだけの余裕ができたらしい) 「いやいや。いきなりツッこむと痛いから。お前はそーゆーの好きかもしんねーけど、銀さん痛いのキライだから」 「ダレ、が、痛いの、好き、だッ……!」 「お前」 即答され、さらに反論を試みた土方は、ツプリと中指を埋め込まれて声にならない叫びを放った。 指一本といえど、やはり何も潤滑剤がないのは相当キツイ。挿れたはいいが、がっちり締め付けられて全然動かせない。ギリギリと歯を食いしばり、眉間に深く皺を寄せている表情からも、土方が相当の痛みに耐えているのが分かる。 本当なら、じっくり時間をかけて解してやりたいところだが、現在の態勢ではギャラリーからもカメラからも、土方の後孔を出入りする銀時の指はほとんど見えないので、あまり長引くと不満が爆発してしまうだろう。 (悪ィな土方。我慢してくれ) 心の中で謝罪すると、きちきちで動かない指を無理矢理抜き挿しして、傷つけないように注意しつつ内壁を擦り上げる。 「ィ、ッツ、ぅ……!」 「自分でツッこめとか言っといて、なに指一本で痛がってんだよ。…それとも気持ちイイのか?ってか、物足んねェのか?」 力を抜けば多少なりとも楽になれるだろうに、痛みのあまり土方はますます強く指を締め付けてくる。 あまりにも痛そうで、前をいじって少し気を逸らしてやろうかとも思ったのだが。 苦痛に耐える表情と、快感を堪える表情はとてもよく似ていて、正直とても色っぽい。 (ま、痛いのも苦しいのも覚悟して来たんだろうから許せ) まだまだきついアナルに、2本目の指を強引に捻じ込む。 「ぐっ… あっ、く……」 鋭痛に呼吸もままならない土方が可哀想で手加減してやりたい、と思う一方で、他ならぬ自分のせいで苦しんで、そして耐えているのだと思うと、いじらしくて愛しさがこみあげてくる。 可哀想だけど愛おしい。 その両方の気持ちを同時に満たせる方法として。 「アァァーッ!」 狙いすましたように、銀時は土方の最も感じるポイントを2本の指で交互に引っ掻いた。 耐え難いほどの圧迫感から一転、いきなり前立腺を責めたてられ、堪える間もなく土方の唇から歓喜の喘ぎが迸る。 「ア、ア… や、めろ……っ」 やはり。痛みには耐えられても、快楽には抗えないようだ。 力を失いかけていた花芯は再び頭をもたげ始め、あれほどぎゅうぎゅうに銀時の指を締め付けていた秘唇も綻びかけている。 制止の声を無視してさらに指の動きを激しく複雑にすれば、完全に勃ち上がった性器からとめどなく愛液が溢れ出し、棹を伝って銀時の手までを濡らした。 「聞こえる?このヤラシイ音。女でもないのに、なんでこんなクチュクチュゆってんだろーね?」 3本に増やした銀時の指が蠢くたびに、淫らに濡れた音が響き、土方が身悶える。 「んっ、んあっ… も、もう、ヤメッ……!」 眦からも鈴口からも後から後から涙が滴り落ち、限界が目前だと訴えかけてくる。 ――頃合いだろう。 銀時は前立腺を責めていた指を引き抜き、膝の裏を掴むと高々と土方の右脚を持ち上げた。 物欲しげにヒクヒクと収縮する秘唇が、初めてカメラの前に晒される。 先ほどの何倍もの大きさで、男たちの喉がゴクリと鳴った。 「……挿れるぜ?」 宣言するなり、ずぶずぶずぶ、っと。 赤黒い銀時のペニスが根元まで深々と土方のアナルを刺し貫き。 「ぅ、あああぁぁぁ……っ!!」 嬌声とともに土方は、2度目の白濁を放ってしまった。 甘く掠れた声は、それだけで雄の勃起中枢をひどく刺激する。 「おいおいおい。挿れられただけでイっちまったのかよ。ったく、どんなインランですかァ?」 ビクビクと全身を震わせて、一度目よりも数段激しい絶頂を迎えた土方は、強すぎる余韻にぼうっと放心したまま、銀時の声も聞こえていないようだ。 「よっぽど俺のムスコが気に入ったみてェだな。お前にそんなに悦んでもらえて銀さんも嬉しいぜ?」 お礼にうんとサービスしてやるからよ、と嘯いた銀時は、貫いたまま土方の躯を揺さぶり始めた。右脚を抱え上げられたままの不安定な姿勢のため、軽く揺すられただけでも体内で銀時の雄芯が傍若無人に暴れ回る。 「や、やめっ… ちょ…、待っ……」 達したばかりの過敏な内襞を思うさま掻き回され、土方が縋るように銀時の腕にしがみつく。 少しだけでも休ませて欲しいと土方は思っているのだろうが、銀時にしてみれば辛抱も限界でこれ以上待っていられない。 「あっ、あんっ… んんぅっ……」 抽迭のたびに前立腺をぐりぐりと擦られて、またたく間に土方は3たび勃起してしまう。これは、回復力がスゴイとか絶倫とかいうのではなく、無理矢理勃たされているに等しいので、土方の消耗は激しい。 「なあ。俺らが繋がってるトコ、丸見えだぜ?」 後でビデオ観るのが愉しみだよな、とは心の中でだけ付け加えた。 ぎりぎりまで開いた土方の淫穴を銀時の肉茎が出入りする様がどれほど卑猥な光景なのかは、興奮しきった男たちの目を見れば分かる。きっと銀時が最奥を突き上げるたびにぎゅっと窄まる様子も生々しく映っているに違いない。 実際の絶妙な締め付けと、脳内で展開される映像が、どんどんと銀時を追い上げていく。 「あー。キモチ良すぎて俺、もう保たねェ。…出すぜ?」 チラリとギャラリーのほうを窺ったが、何もリクエストがないようなので遠慮なく中出しさせてもらうことにした。 でもどうせなら、最高に気持ちいい状態で出したい。ので、土方にも同時に達ってもらおう。 「アッ!アッ!アアッ!」 一段と激しさを増した突き上げに合わせて喘ぎを上げ、銀時の肩に後頭部を押し付けるように背中を撓らせた土方は。 今までで一番深いところを貫かれた瞬間、3度目の精を迸らせ。 きつい収縮に絞られるように、銀時もまた土方の奥で弾けた。 たて続けに3度達かされ、ゼェゼェと荒い息をしながら、土方はぐったりと脱力した躯を銀時にあずけてくる。その重みが結構心地好い。 名残を惜しみつつペニスを引き抜けば、こぷりと零れた精液が内腿を伝い落ちる様がまた扇情的だ。 ――さて。 突き上げられて身悶えて喘いで、啼きながら逐情する土方の痴態を正面からこれだけ拝ませてやったのだから、見世物としてはもう十分だろう。 あとは銀時が存分に愉しませてもらう番だが(もちろん今までだってスゴク善かったが)、どうしたものか。 駅弁なんかもヤりたいが、いつまでも立ったままというのは土方に負担が大きすぎるかもしれない。 といって、床はコンクリートなので、銀時にしても服を着たままでも下になるのはちょっと遠慮したい。 と思っていたらいつの間にか背後にベッドが出現していて、ちょっと驚いた。 どうやら必要に応じて壁面に収納されているベッドがせり出してくる仕組みになっているらしい。 (なんだよ、オイ。踏んだり蹴ったり…じゃねェや。至れり尽せりじゃねェか) それじゃあまあ、有り難く使わせてもらうとしますか、と。 まだ土方が身にまとったままだった服を全て剥ぎ取ると、多少手荒にベッドへと横たえた。 真っ赤なシーツ(恐らく土方が放つ体液が映えるようにという配慮だろう)と白い肢体のコントラストが絶妙で、とてつもない艶めかしさに目眩がしそうだ。 深紅のシーツにしどけなく横たわる白い裸体に、紅い吸い痕を咲かせたらさぞかし似合うことだろう。いや、むしろ咬み痕のほうが土方を飾るには相応しいかも。 元々漲っていたヤル気がさらにグレードアップして、銀時の股間を痛いほどいきり勃たせる。 小さめの口に無理矢理押し込まれ、しゃぶらされて顔にかけられて。 様々に角度を変えては何度も貫かれ、あらゆる体位で犯され、喉が涸れるまで啼かされ、途中からは意識も定かではなく人形のようにただされるがままに揺さぶられていた土方は。 ようやく人質全員を救出した(一人だけどうしても居場所が分からなくて手こずってしまったのだ。ちなみにその一人とは、上手く犯人に取り入って、被害者から加害者へと変貌を遂げていた)真選組隊士たちが犯人グループ確保に乱入してきたことでやっと、快楽の責め苦から解放されたのだった。 ――だが、土方は知らない。 一度は土方を保護すると同時に証拠品として真選組に押収されてしまったハンディカメラであったが、隠しカメラ5台分の映像は銀時が手に入れた。 そして、銀時と真選組を代表して総悟とが話し合った結果、彼らが互いにコピーを交換してノーカット完全版を所持している、だなんて事実は。 |
| ◆おわり◆ 人前とかキライな方もすみませんでした |
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