修羅 2 |
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思いがけず2度目の人生でも再び人間界へ来る破目となり、土方はすこぶる不機嫌だった。 土方たち精霊にとって、陽界の気は猛毒であり、長時間晒されれば身も精神も蝕まれていく。 近藤を来させたくない一心による志願であり、決して自ら好んでやって来たかったわけではないのだ。 そもそも生まれ変われたのが奇蹟であり、本来ならば「土方」としての生は「あの時」に終わっていたはずで。 オマケの人生だと思えば近藤の身代わりは本望ともいえるのだが。 愚かな人間のためではなく、近藤たち同胞のために、と。 明らかに何者かの作為によって滅亡へと向かっている世界を救うため、その原因を探す旅の途中で、しかし。 同じ目的で旅をしていた銀時と出会ってしまった。 もっとも銀時の場合は、雇われの傭兵として仕事で嫌々やっているのが見え見えだったが、そんなことは関係なかった。 来て良かった、と心から思った。 銀時に出会うために自分は蘇り、陽界へやって来たのだと納得した。 一目で惹かれ合ったのはお互いさま。 共に旅を続け肩を並べて戦っていく間に、絆は深くなるばかりだった。 「俺は人間じゃない。……それでも、いいか?」 「お前はお前だ。土方十四郎だろ」 おずおずと想いを告げた土方を、銀時は笑って抱きしめてくれた。 本来、精霊には発情期以外に肉欲はない。 だが陽界の毒に侵された躯は、たやすく欲望に火がついてしまう。 「あっあっ… ぎん、ときっ……!」 躯の奥深く銀時を受け入れ、浅ましく腰を振ってしまうのを止められない。 もっと、とねだり、気持ちイイ、と絶叫する。 内臓に注がれる熱い精液の感触に、歓喜の涙が零れ落ちる。 貫かれ揺さぶられて、永遠に続くような激しい絶頂を迎えながら、土方は胸に固く誓った。 世界が滅びれば銀時も消えてしまう。 銀時を護るためなら何でもできる―― そして、旅の途中でついに、土方たちは世界を崩壊へと導いている存在を突き止めた。 |
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アーク=銀時は完全ミスキャストですね |
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